【カラオケ】ミックスボイスの判定方法を解説します
カラオケで高音を出すためには、ミックスボイスが必須になってきます。
ミックスボイスの動画や記事はたくさんあるのですが、方法はさまざまでどれを試したらよいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
ここでは、ミックスボイスの出し方ではなく判定について説明していきます。
というのも、ミックスボイスができているかどうかについては個人差が少ないので参考になる場合もあると考えたからです。
まず、ミックスボイスの判定方法は5つあります。
- 声量や音色は自分好みか?
- 歌っていて疲れないか?
- どんな歌詞でも発声できるか?
- 地声との切り替えはスムーズか?
- 張り上げていないか?
では、順番に説明していきます。
声量や音色は自分好みか?
ミックスボイスの音色は人それぞれです。
声は声帯や共鳴によって違ってするので、ミックスボイスもそれらの影響を受けます。
まずはミックスボイスが自分の目指している音色になっているか確認してみてください。
カラオケに行ったときに自分の歌を録音して、家で聴いてみるのがいいでしょう。
地声に近いミックスボイスなのか、それとも、裏声に近いミックスボイスなのか。
自分の歌の音色を聴いて、理想のミックスボイスになっているか確認することが大事になってきます。
また、声量も重要です。
地声感が強いと声量は大きくなる傾向があるし、裏声感が強いと声量は小さくなる傾向があります。
声量と音色はミックスボイスに欠かせないポイントなので確認してみてください。
歌っていて疲れないか?
ミックスボイスは比較的楽に高音が出せる発声方法です。
なので、歌っていて疲れないかということはとても大事です。
カラオケに行って何曲か歌ってみて、喉が枯れていないかチェックしてみましょう。
男性なら最高音がhiAくらいの曲を歌ってみて、力まずに数曲続けて歌うことができたら、ミックスボイスができている理由の1つになります。
また、疲れないかどうかだけでなく、同じ声質や音色で歌い続けられるかどうかもポイントになってきます。
どんな歌詞でも発声できるか?
人によっては発音しにくい言葉ってありますよね?
同じキーでも母音がイの音は発音がしにくいと言われています。
母音がイの音は口が横に広がりやすいので、喉が締まりやすくミックスボイスも難しくなってしまうのです。
だから、どんな歌詞でもミックスボイスで発声できているかを確認するのは大事になってきます。
特に多くの人はイ母音が苦手な傾向があるので、イ母音でmid2G~hiAくらいのキーが登場する曲を歌ってみるのがいいでしょう。
例えば、スピッツのチェリーだとサビの「愛してる~のひびき~」の部分の「き」がイ母音でhiAです。
スピッツ以外にも自分の好きなアーティストの曲でミックスボイスができているか判定するための曲を見つけておきましょう。
地声との切り替えはスムーズか?
地声とミックスボイスの切り替えも重要なポイントです。
この切り替えがスムーズにいかないと、聞いていて不自然な感じになってしまいます。
地声の高さにもよりますが、男性ならmid2Fくらいからミックスボイスの要素を入れつつ、hiAくらいには完全なミックスボイスになるのが聴いていて自然です。
mid2Gまでは地声強めでhiAになっていきなりミックスボイスになると、曲によっては不自然な感じになってしまいます。
カラオケではmid2F→hiAくらいまで少しづつキーが上がっていく曲を歌ってみて、スムーズな切り替えができているか確認してみてください。
実はこれもスピッツのチェリーのサビで確認できます。
サビの「ひびき~」の部分がmid2F→mid2G→hiAとなっているので、地声からミックスボイスの切り替えの練習&確認にもピッタリの曲です。
張り上げていないか?
最後は張り上げていないかどうかの確認になります。
ここでの張り上げというのは、声量を大きくするということではなくて、喉に力が入ってしまい力んだ声になってしまうことです。
ミックスボイスは声帯の閉鎖によって高音を出す発声なので、力んで発声するということではありません。
だから、ミックスボイスの判定で張り上げていないかどうかは重要になってきます。
カラオケで確認するときは、張り上げないでhiAくらいのキーを出している曲を歌ってみましょう。
具体的にはどんな曲はいいのでしょうか。
実はこれもスピッツのチェリーでOKだったりします。
スピッツの曲は張り上げて高音を出す曲がなくて、ボーカルのマサムネさんも非常に綺麗なミックスボイスの持ち主なので、ミックスボイスの練習&確認に最適なんです。